9/11

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明日は9月11日。
世界を恐怖とショックに陥れた日から9年がたちました。

9/11に関わる感慨深い思い出があります。
数年前ア・コース・イン・ミラクルズのメッセンジャーであるGary Renard氏のアラスカクルーズでのすばらしいWorkshopに参加しその後Seattleに数日滞在しそしてNew York(Newark空港)経由でLondon に帰る帰路での出来事です。

最初のインシデントはSeattle空港で起こりました。
パスポートコントロールの検査官がやけに時間をかけて私のパスポートを見た後、”エジプト、チュニジア、トルコ、モロッコとイスラムの国によく行っているようだが、何しに行くのか?”と尋ねてきました。
観光です、と簡単に答えると更に、”エジプトには数回行っているようだがその目的は”と聞いてきます。
正直に、”遺跡を見ること、紅海でイルカと泳ぐ事、砂漠を訪れる事”と答えました。
それからが大変、砂漠に行く目的などを根掘り葉掘り聞かれ挙句の果てには脇に連れて行かれて身体検査を受けました。
そこでやっと気が付いたのがアメリカという国自体がイスラム教、国、人々に対して異常な警戒心を持ち、イスラム教国に多く行った事があるというだけで日本のパスポートを持つ人間に対してもこっけいなほど過敏な反応をする、と言う事でした。

やっと疑いが晴れて解放されホっとしたのもつかの間、今度はSeattleからNewark空港に飛ぶ便がなかなか出ません。その日New yorkは大変な悪天候、激しい雷雨で出る便、入る便ほとんどがストップ状態。
乗り継ぎがどうなる事か気をもみながら待った挙句4時間ほど遅れてやっと便が出ました。
でもNewark空港に着いたら案の定London行きの便が出ません。なんと私の乗る便は最低13時間遅れで次の日の朝に出る予定とのこと!しかも空港近くのホテルはどこもいっぱいで泊まれないので空港内で一晩を過ごすしかない、と言われました。
人が溢れ返った空港内で眠れるわけもなく数時間単に時間をつぶすために空港内を歩いていました。

お店などが並ぶ場所からちょっと離れて目立たない場所に小さな部屋があるのがフト目に入りました。
ドアには意外な事に”MEDITATION ROOM”(瞑想室)と書かれてありました。
空港にMeditation Room?と信じられない思いで中に入ってみました。

そこは小さな部屋で外の喧騒とは別に2,3人の人がいるだけでした。
まず目に入ったのが、部屋の側面のワールドトレードセンターの残骸の鉄鋼が展示されているガラスケース。
そして部屋の正面に聖母マリアに抱かれたキリストの絵、そして後ろを振り向いて驚いたのは、イスラム教の聖典コーラン、Meccaに向けて祈るための絨毯が置かれていた事でした。そこにあるメッセージは明らかでした
そしてその静かな部屋で一晩を過ごしました。

パスポートコントロールでの経験、空港内の混乱は人間の心のEgoの恐れとケオスの象徴でした。
しかしその混乱の中に一箇所静かにあったその部屋はやはり私たちの心の中に存在する
Holy Spiritの赦しと平和、Onenessの象徴でした。

ワールドトレードセンター跡の近くにイスラム教のモスクを建設する事を容認するオバマ大統領に対して今アメリカ国内で反発が強まっています。コーランを焼却することを教会が示したり又それに対する反発でアフガニスタンで大規模な反米デモがおきたりしています。デモをする人達の様子をニュースで見ながらあの小さな部屋に想いが行きました。今回のトルコへの旅行で、Ephesusの聖母マリア様の家について教えてくれ、”すばらしい場所だからぜひ行ってみなさい”と勧めてくれたトルコ人女性の優しい眼差しも思い出されます。

私たち一人一人の心が内側から平和になり、それが世界の平和に繋がる日を祈ります。




The grace of God rests gently on forgiving eyes,

and everything they look on speaks of Him to the beholder.

He can see no evil; nothing in the world to fear,

and no one who is different from himself.


アコースインミラクルズ  T529
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by hagiel | 2010-09-10 23:16
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